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【Tales & People ~どうやって生きるかは、自分自身で見つける~】 vol.1 ベイコン綾子さん

取材をきっかけに、たくさんの人と出逢う。

そこから、その人たちが持つフィロソフィの強さを感じる。

だからこそ自分たちが出逢った人の魅力や、感じ取ったフィロソフィをできるだけ多くの人に伝えたい。


これから旅行を考えている人も、そこで生活する人たちや想いを知ってからその場所を訪れれば旅に奥行きがうまれ、より思い出に残る旅行になるのではないでしょうか?


そんな良い旅のお手伝いができたらいいなぁ、と思っています。

そのためにも、たくさん素敵な人に出逢わなければ。


そうだ! 取材をさせて頂いた人に、その人自身が魅力を感じる人を紹介してもらえば、そこからひとり、またひとりと、数多くの魅力的な人たちと出逢えるのではないだろうか。


そう考え、自分が魅力的だと思う人をリレー方式で紹介する連載《Tales & People》をスタートしてみました。


第一回は、リゾートホテル栂池の支配人・小川大二郎さんから行きつけのハクバブリューパブを経営しているベイコン綾子さんを紹介してもらったので、お話を聞いてきました。

[Hakuba Brew Pubの記事はこちら]


雪国適正はゼロだけど、白馬を愛する気持ちは∞の綾子さんがかっこいい。

連日多くのスキーヤー、スノーボーダーが訪れる『Hakuba Brew Pub(ハクバブリューパブ)』。

ここを経営するオーストラリア出身のベイコン・ダニエル・ジェームスさんと奥さまの綾子さん夫妻は、海外の雪マニアたちが白馬に注目しはじめる以前から積極的に白馬へのアプローチを行っていた、いわば白馬グローバル化のパイオニア的存在です。

店内で乾杯

奥さまの綾子さんは横浜生まれ。

学生時代は生徒会長をしたりなんかして、昔からわりと前に出て行くタイプだったと語る綾子さんは、自他共に認める「さばさばとした強い女性」。


大学を卒業後、都内の企業に就職。

第一線で活躍していたバリバリのキャリアウーマンだったそうです。

「夜中に仕事が終わって、それから部下を誘ってラーメン食べに行っちゃうような典型的な仕事人間。仕事が生活の大半を占めてましたね。でもそれも全然苦にならなかった。」

と、綾子さん。


男のボクでもこういう女性の上司がいたら、かっこいいと思う。

しかし、この時点で現在のスローなライフスタイルは全くといっていいほど感じられません。


転機は大手英会話スクールにて管理職をやっていた時。

オーストラリアからワーキングホリデイで日本を訪れていたダニエルさんが、綾子さんの勤務する英会話スクールの講師として赴任してきました。

やがてお付き合いがはじまり、出会いから7年後に結婚。

都内で生活をしていたのですが、ダニエルさんの希望もあり白馬にセカンドハウスを購入。


そのセカンドハウスをレンタルコテージとしてスノーシーズンだけ貸し出したところから綾子さんの白馬ストーリーがはじまります。


もともと雪も興味ない、スノーアクティビティもやらない、極めつけは寒いのきらい、と雪国適正ゼロだった綾子さん(笑)


冬の白馬には、たまーにダニエルさんのお手伝いに訪れる程度だったといいます。

ビールサーバー

ところが一筋縄ではいかないのが新事業というもの。

綾子さんも経営を手伝うために、白馬に来る頻度が増えていきました。


ちょうどその頃、おなかに第一子を授かっていた綾子さん。

産休を取っていたことも重なり、結局子どもを産んでからもこの白馬に残ることを決め、その時勤めていた会社を退職。

この時、自分のやりたいことを一度決めたらやり通すダニエルさんのマインドの影響もあってか、これまで敷かれたレールの上を脱線せず走ってきたことに少し疑問を感じていたのだそう。


白馬ライフがスタート。

こうして都内を離れ、白馬に移住することに。


そんな綾子さんも、第一子出産直後は新生活や育児で頼れる知り合いが誰ひとりいないこの土地で、ものすごく孤独を感じてネガティブになることがあったそうです。

そんな、自分らしくないネガティブな自分がまた嫌で仕方なかったんだとか。


だけど、そんなある日、夕暮れ時にせり出すような北アルプスの息を飲む絶景を見て、綾子さんの中のスイッチがバチっと押され「いま自分が置かれた環境でがんばろう」って決意したのだそう。


自然が人の心に与えるエネルギーって計り知れない。


ごく当たり前に身の周りに大自然があることもHAKUBA VALLEYの魅力ですね。


その後、第二子妊娠中に白馬で震災が起こったとき地域の人たちが互いに助け合う姿を見て、ますます「自分はここで何ができるか? 白馬のために何ができるか?」って向き合うようになったみたい。


今ではこのパブと14軒のコンドミニアムをご主人と経営していて、お二人の人柄の助けもあって大盛況。

外から撮影した内観写真

挫折や孤独を経験した人は、もっと強くなれる。

ノーレイン、ノーフラワーズ!


取材当日、一緒に綾子さんの話を聞きに伺ったライターの女の子も将来について悩んで立ち止まったりしてたのだが、綾子さんの話を聞いてすごく考え方がクリアになり、なによりパワーをもらえて前向きな気持ちになれたんだそう。

最初から順風満帆だったわけではないからこそ、自分自身の力で最高の居場所を作ったからこそ、その経験が生きた言葉は力強く、それを聞いた多くの人に響くんだと思います。


しかし綾子さん、こんなに身近にビールがあるのに意外とお酒は酒粕クッキーでも酔ってしまうくらい弱いんだとか。下戸っていうやつですか。

そんなギャップがまたいい感じです。



▼From 小川大二郎

「岩岳エリアの姉御肌。もうその一言で彼女を表現できる(笑)。

より一層このエリアを盛り上げていく仲間として、一緒に面白いアクションを起こしていければいいな。頼りにしてます。」



ベイコン綾子

神奈川県出身。都内の企業に勤めていた時にオーストラリア人のダニエルさんと出会い結婚。コンドミニアム経営のスタートを機に白馬に移住。現在では白馬村内に14軒のコンドミニアムとパブを経営する傍ら、仲間と結成したバンド『SwingMins(スイミンズ)』のドラマーとして音楽活動にも勤しんでいる。

馬場 裕一郎

馬場 裕一郎

長野県在住。出版社の編集を経てライターに。 自然豊かな場所で生活しているため、アウトドアやスローライフに関する記事に携わることが多いが、趣味はもっぱらマンガを読むこと、と比較的インドア派。 スマホには常時7つ以上のコミックアプリがインストールされている。

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