
雄大な北アルプスの絶景が一望できる、注目の新スポット。
2018年10月、白馬岩岳山頂に『HAKUBA MOUNTAIN HARBOR(ハクバマウンテンハーバー)』が誕生。
雄大な北アルプスの絶景が一望できる山頂テラスです。
早速、この秋オープンしたばかりのこちらの施設を訪れてみることに。
岩岳スノーフィールドの駐車場にある山麓駅からゴンドラに乗ること、約8分。終点のノアの駅で降りて、立て看板に導かれるまま林道の中を歩いていきます。
林道は自然の風景を残しつつもしっかり整美されていて、子どもからご年配の方まで幅広い来訪に配慮されているように感じました。
林の中にはハンモックもあって、グリーンシーズンはこれに座ってコーヒーを飲んだり、読書をしたり。深緑の岩岳を散策するライトトレッキングのひと休みに利用したら、より魅力的な山登りになりそう。
建物の間を突き抜ける山々の風景は、まるで絵画のよう。
林道を歩くこと約3分。その先に、いよいよ見えてきました目的地。
入り口側から見ると建物の中央が四角く抜かれていて、その隙間から見える向こう側の景色はまるで、額に飾られた絵画のようにアーティスティック。
もう早速、マストでSNS映えするやつです。
横に長い建物は、右側にニューヨークの老舗ベーカリーで国内でも人気の『THE CITY BAKERY』、左側は山の景色を一望できるカウンター席と、食事や会話をゆっくり楽しめるテーブル席のあるイートインスペースです。ベーカリーでは人気のクロワッサンサンドをはじめ、オリジナルブレンドのコーヒーやクラムチャウダー、手のひらサイズほどある大きなクッキーなど、山の景色を眺めながら手軽に食べられるライトミールを中心に提供。
冬には、あたり一面の銀世界を眺めながらホットチョコレートとマフィンをいただく、なんて外国のスノーリゾートのような朝食もおすすめです。ホットチョコレートにトッピングのマシュマロを浮かべれば、より外国っぽい雰囲気が演出できて◎。
白馬の地ビールやご当地ワインも取り揃っているので、美しい景色を見ているとついつい飲みたくなってしまう方でも安心してご利用いただけます。
いよいよテラスへ。
テラスに出ると、すぐに目の前に広がる雄大な山々の絶景と、そのスケールの大きさに感動して鳥肌が立ちました。
これまで様々な展望台から山のある風景を見てきましたが、ハクバマウンテンハーバーから見る景色は別格。
テラスが斜面に突き出すように建てられているため、宙に浮く感覚で従来眺めていた景色より幾ばくか近くに山の景色を感じられることや、フェンスが透明なガラス製で視界を遮られる感じがほとんどしないことが、その理由でしょうか。
まさに白馬三山と北アルプスの美しさを伝えるために設計されたテラス、といった感じ。
毎年10月頃には、北アルプスの山頂の冠雪・山の中腹の紅葉・ふもとの樹木の緑が一度に見られる “三段紅葉” が楽しめるのも標高差2200メートルを一望できる白馬岩岳ならではの絶景なんだとか。
残念ながら私がこの場所を訪れたのは、ふもとの樹木も赤く色づきはじめた11月上旬。山頂付近の紅葉はすでにピークを過ぎていましたが、それでも連なる山々から感じる力強さや、雲が山にかかる幻想的な風景はシーズンを問わず私たちを感動させてくれました。
見晴らしの良いロケーションから一変、突然の濃霧がテラスを包みこむことも。
すると周辺は1メートル手前も見えないほど真っ白なモヤに包まれ、さながら外国のファンタジー映画に出てくる森のような雰囲気に。
もちろん、これはこれで魅力的。霧から発生するするたっぷりのマイナスイオンとか、ウッドデッキや樹木の香りとか。
山頂で楽しむ森林浴です。
しっとりしたハーバルノートを思いっきり吸い込んで身体のすみずみまで行き渡らせれば、ひとつひとつの細胞が目を覚ますような爽快感。
山の天気って変わりやすいので、タイミングが良ければ抜群のロケーションも森林浴もどちらも体験できるかもしれません。
また展望デッキはペットの同伴もOK。
建物内にはFREE Wi-Fiも飛んでいるので、ペットと撮影した大切な記念写真をその場でクラウドにアップロードすることも可能ですよ。
DATA
2018年度冬期営業期間:12月14日~3月31日
休日:期間内無休
時間:9~16時
問い合わせ:白馬観光開発㈱ 0261-72-2474
ACCESS
白馬岩岳ゴンドラリフト『ノア』山麓駅から約8分